春に多い子どもの風邪

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春に多い子どもの風邪

少しずつ暖かくなってくる季節は花粉の季節でもあります。

この時期の風邪症状は小さなお子さんでも花粉に対するアレルギー、いわゆる花粉症であることもあります。

花粉症の初期症状は風邪と見分けがつきづらいので注意が必要ですが、小さなお子さんは鼻水がズルズル続くと中耳炎や副鼻腔炎を発症することがあるため、くしゃみと鼻水だけだから様子をみていたとしても、途中から熱が出てきてぐずるようになった際には医療機関を受診した方が良いでしょう。

春限定の感染症というわけではありませんが、ロタウイルスや溶連菌感染症については知っておいて損はありません。

ロタウイルス

ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期にかかりやすい病気です。

主な症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐(おうと)、発熱、腹痛です。

5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれていますので過度に恐れる必要はありません。

ただし、下痢や嘔吐が続くと脱水症状がひどくなることがありますので、呼びかけに反応が鈍くなったり、ぐったりしたりするようなら医療機関を受診させてください。

ロタウイルスのワクチンについて

赤ちゃんにはロタウイルスに対するワクチンが定期接種で勧められており、初回の接種を生後8週から14週6日までに行います(少し早めの生後6週から接種はできます)。

ワクチン接種により胃腸炎が重症化するリスクを減らすことができます。

なお、打ち忘れてしまったからと言って初回の接種を生後15週以降に受けることは勧められていませんので、その点は注意が必要です。

溶連菌感染症(通年性)

春は日本では入学の季節ですので、小さなお子さんが初めて集団生活に入っていく中で体調を崩しやすい季節でもあります。

例えば学校生活の中で初めて食物アレルギーに気づかれる子もいるでしょう。

そんな中で、喉の痛みと発熱、時に発疹を伴うような風邪を引き起こす病原体の一つに溶連菌があります。

溶連菌感染症になると首のリンパ節が腫れることが多く、首を触ると痛がります。

また、喉がヒリヒリと痛いので食事を食べたがらないこともある一方で、咳はあまり出ないことが特徴です。

最初の方で、抗生物質は風邪には効かないとお話ししましたが、例外がこの溶連菌感染症です。

溶連菌感染症はウイルスではなく、細菌の感染症ですので抗生物質を服用することで改善します。

風邪症状が良くなってくる時に、指先の皮膚がうすくむけてくることもありますが自然に治るため心配はいりません。

ただし、お子さんのおしっこの量が減ったり、濁ったり、血が混じったりする場合には、医療機関を受診させて尿の検査をした方が良いでしょう。

気になる症状が続くようであれば医療機関を受診しましょう

子どもの風邪は様々な原因で起こります。

風邪をひかない子どもなんていないのですから、過度に心配する必要はありませんが、もし気になる症状が続くようなら医療機関の受診を勧めます。

この記事が少しでもお母さん、お父さん、また保護者の方の安心につながれば嬉しく思います。

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